pppジェル注入豊胸

脂肪注入豊胸手術のひとつ。自分の脂肪と一緒にpppジェルを注射で胸に注入することにより豊胸する、豊胸手術です。pppジェルは再生医療に使われ、豊胸手術に再生医療を組み合わせたものといえます。


pppジェル注入による豊胸のメリット・デメリット

 メリット ・費用が安い
・バストデザインの微調整ができる
・傷が少ない
 デメリット ・1年前後で豊胸効果がなくなる
・急激なバストアップには向かない


pppジェルとは

まず、pppはPlatelet -Poor Plasmaの略です。意味は少血小板血漿です。血液から赤血球や白血球などの固体をとった上澄みの液体が血漿で、この血漿のうち、血小板が含まれている量が少ないところが、少血小板血漿(ppp)です。

ちなみにpppに似ているprpもありますが、こちらは含まれている血小板の量が多い多血小板血漿(Platelet -Pich Plasma)です。似ているのですが、効果が違います。

pppをALSAシステムという装置で、ジェル状にしたものがpppジェルです。

pppジェルとprpはACR(Autologous Cell Rejuvenation)療法に使われます。ACR療法は、自己細胞若返り療法のことで、美容分野では、しわ、たるみなどに効果があるとされています。

血小板には、成長因子があり、若返り効果があることが認められています。

このACR療法を豊胸に応用したのが、pppジェル(プラズマジェル)注入豊胸です。

豊胸分野で使う場合、pppだけでなくprpを使う場合もあります。


pppジェル注入による豊胸の手術

カウンセリングをしてpppジェル注入によるプチ豊胸に決まったら、施術開始。

まずは採血をします。その血液を遠心分離機にかけ、ppp(プラズマ)を抽出。ALSAシステムで加熱処理したらpppジェル(プラズマジェル)が出来上がります。

寝台に仰向けになり、麻酔をかけます。注射針を入れるためにメスを体に入れます。傷が目立たないように脇に入れます。

注射で、カウンセリングで決まった量のpppジェルを注入していきます。ただpppジェルを入れるのではありません。この注入の仕方に医師の技術の差が生まれます。

カウンセリングで決まったバストデザインができれば手術成功。


pppジェル注入による豊胸の持続期間

pppジェル注入によるプチ豊胸はどれぐらいもつのか?
一般的には3ヶ月から1年ぐらいです。

人それぞれpppジェルの吸収具合が違います。すぐに吸収されてしまう人もいれば、吸収されるのに時間がかかる人もいます。

ただ言えるのは、医学的に、半永久的に持続するものではない、ということです。